2021/11/15 16:44

こんにちは。店長のおかたむです。



今日は、虐待の加害者と言われる親にフォーカスをし、少し述べていきたいと思います。

あなたは、メディアで見る児童虐待ニュースを観て、加害者とされる「親」についてどのような印象を持つでしょうか?



頭のおかしなモンスター?

常識のない鬼畜?



メディアの報じ方が、どうしても「気違いな親」像に仕立てられてしまうことが多いので、こうしたイメージを持つ方も多いかと思います。


しかし、虐待をしてしまう親は、本当にそう人物ばかりなのでしょうか。


かなり個人的な話をしてしまいますが、


私は先日子どものお尻を真っ赤になるまで叩いてしまいました。


これは現代においては「身体的虐待」とされる行為です。
(詳細は私のnoteに記していますので、ご興味ある方はお読みください)


程度はどうであれ、私も虐待加害者です。



自分でいうのもおかしいですが、私は自分を鬼畜とは思いません。
(異論反論あれば、そっとDMくださいませ。^^)


でも、いろんなストレスが重なると、意図に反してやってしまう。


特に、お母さんの場合は、生理前でホルモン変化(PMS)もあります。


それに加えて、寝不足であったり、子どものイレギュラー対応(不登校、病気、問題行動など)、
仕事の疲労、収入減、親の生い立ちなどが重なると、ストレスがこどもへ向いてしまいます。



つまり、虐待は意図して起こるものではなく、あらゆるストレスの結果、一番身近にいる子どもへ向いてしまうというメカニズムです。



かわいい我が子を痛めつけようと思う親は滅多にいないはず。


子育て中の方、子育て経験のある方、こどもと接するお仕事をされている方は、こどもが大人の思い通りに動かないことを実感されていると思います。


それもそのはず。
こどもも、立派な人間です。
親の分身ではなく、全く別な人格の人間なんです。


だから、親と性格も好きなことも、いいと思うものも違います。


それが普通。



でも、そこが子育てのチャレンジングなところ。



人間の自立までをサポートする子育ては、とても壮大でひとりでは困難すぎるプロジェクト。


親だけにしわ寄せがきやすい現代の子育て環境自体が、私は社会問題じゃないかと思うのです。


虐待も勿論問題ですが、それが起きやすい環境を変えていかないと、虐待は減りません。



自分の半径2メートルの範囲から、声をかけあいませんか?


同じ保育園のママ
公園で出会ったママ
近所の親子
道端でだだをこねる子に手をやいている親御さん


そういう親子に挨拶するでもいいし、
「大丈夫ですか?」と声かけるだけでもいいし、

ささいなことでもいいから
「あなたは1人じゃないよ」
と思う気持ちを言葉や行動にしてみませんか?


子どもに手をあげてしまったり、
子どものささいなことが許せない親御さんは、
親御さん自身が深く傷ついているから、そうしているのかもしれません。


その相手への少しの『想像力』が、追い詰められやすい子育て環境を、少しだけゆるめられる力になるかもしれません。



親子の歯車が狂ってしまう前に、そんないい意味でゆるい子育て環境、社会をつくれたら、素敵だと思いませんか?



綺麗事かもしれませんが、今必要なのって、こういう綺麗事をきれいにやることだと思うのです。


誰でも加害者になりうる環境を、これを読んでくださるあなたの周りから、少しずつゆるめていきませんか?


あなたのアクション、Twitterなどで@solasisjapanを付けて、自由にシェアください。


 ゆるーくゆるーく、子育てしていきましょう。