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2021/12/01 13:00
12月1日は「世界エイズデー」です。
世界エイズデーというのは、WHO(世界保健機関)が1988年に制定した日で、
世界的に蔓延するエイズの蔓延予防啓発、また感染者への差別偏見を解消することを目的とされた日です。
”エイズ”と聞くと「不治の病」と思っている方も多いのではないでしょうか。
でも、医療の発達によりエイズは不治の病ではなくなりました。
今日は少しエイズについての基礎知識をお伝えできればと思います。
実は私、「大学を卒業したら、青年海外協力隊のエイズ啓発員としてアフリカに行きたい」と思っていた人間です。
そのため、学生時代からHIV/AIDSについては自分でも勉強をしたり、HIV検査も受けるようにしていました。
結局協力隊へは行けなかったけど、こうしてブログでお伝えすることができる機会を持てたご縁に感謝です。
あなたが生きる上でちょっとでもお役に立つ情報がご提供できればうれしいです。
◉HIV/AIDSって?
「HIV」と「AIDS(エイズ)」って何が違うの?
そんな疑問ありませんか?よくセットで語られるこの2つですが実は違います。
2つの違いを生端的に表現するとこのような違いです。
・HIV:「ヒト免疫不全ウィルス」エイズを引き起こすウィルスの名前
そのためHIVに感染していると言うのは感染しているだけであって症状が出ていない状態をいいます
・AIDS/エイズ:HIVにより引き起こされる免疫疾患の病名
ウィルスにより目に見える症状として発症している状態をいいます。
「HIVに感染している=エイズ」ではなく、具体的な症状を発症した状態が「エイズ」です。
◉感染経路は?
今はコロナウィルスなど様々なウィルスに敏感な時期ですよね。
では、HIVはどのようにして感染するのでしょうか?
このウィルスは飛沫感染など風邪ウィルスのような感染経路ではうつりません。
主に、血液、粘液に多く含まれ、それらが触れると感染します。
感染は主に3つです。
出典:API-Net エイズ予防情報ネット
感染経路:
①性行為 ②輸血、注射器の使い回し ③母子感染
軽いキスなどではうつりませんので、ご安心ください。
◉日本でのHIV/AIDSの動向
日本は、先進国の中でも唯一HIV感染/エイズ発症者が増加し続けている国です。
特に、男性の間で感染率がとても高く、感染経路としては同性間のセックスによるものが多いのが特徴です。
生々しい話をしてしまうと、男性の同性間セックスはペニスを肛門へ入れるため、皮膚がこすれて(表面的に出血していなくても)粘膜が切れてしまうリスクが高く、出血した箇所から血液が混ざり合い感染します。
男性の場合、年齢を問わずセックスにアクティブなので、感染者数が多いのは20-50代が多いのも特徴です。
自身がHIVに感染しているかわからず、短期間で不特定多数とセックスをすることで、知らぬ間に感染を広めてしまっている可能性もあります。
◉詳しい日本国内の統計はエイズ予防ネットへ:
https://api-net.jfap.or.jp/status/japan/nenpo.html
◉HIV検査へ行こう
今は保健所やあらゆる場所で、HIV検査を無料で受けることができます。
匿名で受けられますし、受けるにあたり色々質問されることもないので、誰でも受けられます。
あなたがお住まいの地域の検査所を下記から検索、予約できますので、お使いください。
https://www.hivkensa.com
私が学生時代は、六本木のクラブに病院の先生が来ていて(故飯島愛さんの主治医だった産婦人科専門医の赤枝先生)、来ている若い子たちにその場で検査できるようにしていました。クラブに来ていた先生は、Tシャツ&デニムのラフな格好で、気楽に受けられる雰囲気でした。
特に、自分や相手が短期間で不特定多数とセックスしている場合、ウィルスをばら撒いてしまっている可能性もあります。
相手が自分以外の人ともセックスしているかどうかはわからないので、一度でもセックスをしたことがある人は、チェックのために一度は受けてみることをオススメします。
検査を受けることは、自分だけではなく自分と関わるパートナーを大切にすることでもあります。
若い方にとっては怖いかもしれませんが、今はエイズ発症をおさえる薬がありますので、早めの検査でわかれば治療も早めにスタートできます。
ぜひ、あなたの命のためにもまずは最寄の場所で探してみてください。
https://www.hivkensa.com
いかがでしたか?
「エイズ」って怖いイメージがありますが、今では不治の病ではないし、発症前であれば薬の服用で通常通りの生活ができます。
HIVやエイズに関し「知らない」ことが一番恐怖をあおってしまうので、最低限の知識でしたが、この記事でお伝えできていれば幸いです。
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